コーチングという言葉は最近耳にすることは多くなりましたが
「実際のところどんなものなんだろう」とお感じのみなさまも多いと思います。
そこで、コーチングについてよく頂くお問い合わせを簡単にまとめました。
A.スポーツのコーチをイメージすると分かりやすいかもしれません。
スポーツの世界では、選手には必ずコーチがいます。
例えば、マラソンの高橋尚子選手と小出監督。
ゴルフのタイガーウッズとブッチハーモン。
スポーツのコーチは、選手の目標を設定し、
それを達成するために必要なトレーニングを
選手と一緒になって作り上げていきます。
選手1人では管理できない課題と情報を
「コーチ」との間で整理し前に進んでいくことができるのです。
上に名前を出した高橋選手は、
小出監督の下を離れてから
自分で練習方法を考える道を選びました。
しかし、結果として成績はあまり振るわなくなってしまいました。
名古屋国際女子マラソンは私も応援していましたが
あの失速も、きちんと調整が出来ていればと思われる残念なものでした。
ビジネスマンにとっても、
アスリートと同様にコーチがついていると、
目標達成をより早く成し遂げることができます。
コーチは、クライアント(コーチングを受ける人)と
コミュニケーションを交わすことによって、
クライアントが実現したいゴールを明確にし、
短時間で達成できるようサポートします。
一つ強調すると、コーチングの目的は、
目標を達成することにあります。
「コーチングって、いろいろマネジメントをするもの」
と言われることがありますが
それはあくまでも手段です。
日本に最初にコーチングを導入した
コーチ・トゥエンティワンの伊藤会長がこんなことを言っていました。
「コーチとクライアントがどんなに仲良しでも
目標が達成できなければそのコーチングは失敗。」
目標達成に向けて一緒に進むパートナー、
それがコーチです。
A.コーチはまず、
クライアントが実現したいと思っているゴールを
様々なスキルを使って明確にします。
そして、現状を明確にして、目指すゴールと
どれくらいのギャップがあり、
その原因などを明らかにします。
そして、そのゴールを実現するために
何が必要なのか、行動の決定をします。
この時、コーチは決して一方的に
「こうしなさい」という指示やアドバイスはしません。
コーチングの経験などから提案をすることはありますが
その提案を受け取るかどうかもクライアント次第です。
よく言われるイメージとしては
真っ白なキャンバスに向き合って
コーチとクライアントが並んで座っています。
クライアントがどんな絵を描きたいかを
コーチは質問によって明らかにしていきます。
全体のイメージは?
色使いは?
ディテールは?
その都度効果的な質問を投げかけ、
クライアントは自分でその答えを考えていきます。
考えたことを自由に話すことで頭が整理されていきます。
誰かと話をしていくうちに頭が整理された経験を
誰しも一度や二度持っているのではないでしょうか。
そんな経験を、コーチングスキルを使った質問によって
戦略的に行うのがコーチングです。
自分一人で考えても思いつかないことも
質問や、外から見たフィードバックを受けると、
新しい気づきが生まれます。
その気づきが、行動への力となります。
しかし、気づいたり、一時的に盛り上がっても
その情熱が冷めてしまうこともあるでしょう。
計画通りに進まないこともあります。
そこでコーチングでは
定期的にセッションを持ち
「何が上手くいき、何が上手くいかなかったか?」
「上手くいかなかった原因は何か?」
「改善するためにできることは何か?」
といったことをあらためて考えていくのです。
ゴールに向かって微調整をしながら進んでいくので
気がついたら全然何もできなかった、
ということがありません。
確実にゴールに近づいていけるのです。
A. 電話コースでは、毎週1回
電話かスカイプ(TV電話)で30分間のセッションを行います。
セッションで目標や行動を決めて、
一週間を振り返りながら、次の週への話をしていきます。
対面コースは文字通り、直接お会いしてのコーチングとなります。
対面形式のメリットしては
顔が見える安心感や
社内でのコーチングを共有できるなどのメリットがあります。
通常は80分程度行いますので
会社の場合は社員の方への
ミニコーチングを行ったり、
社員さんと一緒にセッションを行うこともできます。
これは、社内でコーチングカルチャーを共有するためにはとても効果的です。
デメリットとしては
ある程度まとまった時間がかかるため
日程の調整が必要になることがあります。
コースはご希望に応じて柔軟に組み合わせています。
ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。
A.コンサルティングとの違いはいくつか挙げられますが
大きいな違いの一つに「継続性(オンゴーイング)」があります。
統計では、
「コンサルティングで提案された計画の8割は実行されない」
という驚くような、でも納得できるような数字もあります。
だからコーチングでは、その継続性が力を発揮します。
最初にプラン作りで盛り上がって、
尻すぼみになるのではなく
そのプランをどうやって実行に移していくかを考えます。
そして、1週間後のセッションで
「この1週間はどうでしたか?」というところから始まります。
問題が発生していれば、
その問題の解決のために考え、
上手く動けていなければ動くためにどこから
始められるか考える。
だから、コーチングでは最初に立てた計画が
たなざらしになって終わることはありません。
ゴールに向けて、
その手段に微調整を加え、
時には大胆に変化を与えながら
確実に動いていくのです。
A.コーチングの大きな特徴の一つに
個別対応(テイラーメード)があります。
またスポーツの世界の例になりますが
有能なプロコーチほど、
選手の国籍や個性、性格に合わせて
教え方やほめ方を全て変えます。
伊藤会長の「ラソーダメモ」のお話は象徴的です。
野茂投手が大リーグ移籍当時に
在籍していたドジャースのラソーダ監督は
選手の特徴を徹底的に把握するプロだったそうです。
例えば、ジョージという選手が
ホームランを打ってベンチに帰ってきます。
「ジョージ、エクセレント!」と言っても
ジョージはあまりうれしそうな顔をしません。
そこで、ラソーダ監督は
「ジョージにエクセレントはダメだな」とメモをします。
そして、次にホームランを打つと
「ジョージ、グレート!」と言い換えます
そこでジョージがニコリとすると、
ジョージにはこれだ、とメモをするわけです。
コーチングも、同じことを行います。
クライアントに合わせて
質問の仕方も変わりますし
セッションの進め方も変わります。
この辺りもコンサルティングとの違いとして指摘される部分ですが、
クライアントはコーチとのセッションを通じて
自ら今後の戦略を考えていきます。
それがコーチングの特徴の
「テーラーメイド」(個別対応)と呼ばれるものです。
名前だけ変えればどこに出しても使い回せるような
「○△改革プラン」のようなものではなく
クライアントと一緒に創り上げていくのがコーチングです。